20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
【内容量 Net】750ml
【産地 region】ドイツ Germany, Mosel モーゼル
【品種 variety】Elbling エルプリング 1/3、Chardonnay シャルドネ 1/3、Pinot Gris ピノ・グリ 1/3
【タイプ type】白 White
【製造 process】
手摘みで収穫後、ピノ・グリの一部は1週間ほどマセレーション、エルプリン グの一部はマセレーション発酵、それ以外のブドウはシャルドネも含めて全房プレス。
その後、古樽(228L)にモストを移し、10ヶ月シュールリー。バトナージュは一切しない。
無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。
SO2トータル:18mg/L
After hand-harvesting, some of the Pinot Gris is macerated for a week, some of the Elpring is macerated and fermented, and the rest of the grapes are whole-cluster pressed, including the Chardonnay.
The must is then transferred to old barrels (228 litres) and sur lie for 10 months. No batonage of any kind.
Unfined, unfiltered and bottled.
SO2 total: 18 mg/L.
\\\about Vigna 生産者について//
Ziereisen / ツィアアイゼン
「川の向こう岸に石を投げればスイス人かフランス人に当たる。」
そう話すツィアアイゼン夫妻が拠点を構えるのはドイツ南端のバーデン州のさらに最南端にある小さなエフリンゲン・キエヒェンという村です。ハンス・ペーターはとにかく一度話を始めたら止まらないロケットのような人で、地元の人が混じり会話に花が咲くと方言に変わり、全く聞き取れません。ワインを飲みながらジョークを飛ばし盛大に笑う姿は、見ているだけでこちらも笑いそうになります。
フランスとスイスの国境に接するこのバーデン州最南端の一角は「マークグレーフラーラント」と呼ばれ、昔からグートエーデル(シャスラ)とシュペートブルグンダーが栽培されてきました。この村は、シュヴァルツヴァルトとライン川に挟まれた標高約300mの土地にあり、昼間はブルゴーニュから暖かい風が吹き込み、夜はシュヴァルツヴァルトから冷たい空気が降りてきます。この二方向からの風がぶつかることで雨雲が形成され、年間降水量は約1000mm前後にまで達します。
ツィアアイゼン家は1734年以来この村で生活をしてきました。元々、家具職人として生計を立てていたハンスペーターは1991年にワイナリーを設立し、本格的なワイン造りを始めました。バーデン南部の石灰岩土壌は、大抵三畳紀の貝殻石灰質土壌ですが、ツィアアイゼンの畑はブルゴーニュと同質のジュラ紀石灰岩土壌で、この土壌がドイツ国内で見られるのは唯一この場所になります。
ハンスペーターは醸造学校で学んだことがなければ、他の醸造所で実習したこともありません。原産地呼称に拘りはなく、ワインが審査されるのを好まないため、彼のワインは全てラントヴァインでリリースされます。その一匹狼的な姿勢を慕う若手生産者はとても多いです。多くの生産者が認めるのは、ハンス・ペーターがフランスでは広く共有されている「ワインに自ら成長させる時間を与える」という視点をドイツに広めたことです。
彼のシュペートブルグンダーは若いうちは寡黙なワインが多いですが、時間の経過とともに、ハンスペーターのビジョンが徐々に現れてきます。グートエーデルに関しては、それまでのシャスラを取り巻くイメージが覆される唯一無二のスタイルです。ドイツにおけるピノ・ノワールと、スイスを含むシャスラについて語る際、忘れてはならないアイコン的生産者です。
'Throw a stone across the river and you'll hit a Swiss or a Frenchman.'
The Zieräisen's are based in the small village of Efringen-Kiechen, in the far southernmost part of Baden, Germany. Hans-Peter is a rocket scientist who never stops talking once he starts, and when the locals join in and the conversation gets lively, it turns into dialect, which is completely inaudible. He is a rocket scientist who can't stop talking once he starts, and when the locals join in and the conversation gets lively, it turns into dialect and you can't hear him at all.
The southernmost corner of Baden, bordering France and Switzerland, is called 'Markgräflerland', where Gut Edel (Chasselas) and Spatburgunder have been grown for centuries. The village is situated between the Schwarzwald and the Rhine River at an altitude of about 300 m. During the day, warm winds blow in from Burgundy, while at night the cool air comes down from the Schwarzwald. The winds from these two directions collide to form rain clouds, resulting in an annual rainfall of around 1000 mm.
The Zierleisen family has lived in the village since 1734. Hanspeter, who originally earned his living as a furniture maker, founded the winery in 1991 and started making wine in earnest. Limestone soils in southern Baden are usually Triassic shell limestone soils, but the vineyards in Zieräisen have Jurassic limestone soils similar to those in Burgundy, and are the only places in Germany where these soils are found.
Hanspeter has never studied at a winemaking school or apprenticed at another winery. He is not concerned about designations of origin and does not like his wines to be judged, so all his wines are released in Landwein. There are a great many young producers who admire his loner attitude. Many producers acknowledge that Hans Peter has spread to Germany the viewpoint, widely shared in France, of giving the wine time to develop itself.
His Spatburgunder wines are often reticent in their youth, but over time Hanspeter's vision gradually emerges. As for Gut Edel, it is a unique style that overturns the image surrounding Chasselas up to that point. An iconic producer that should not be forgotten when talking about Pinot Noir in Germany and Chasselas, including Switzerland.
Jonas Dostert / ヨーナス・ドスタート
ヨーナス・ドスタートが拠点を置くのはモーゼル上流にあるニッテルという小さな村です。
通常、モーゼルワインの話で言及されるのはモーゼル中流・下流、そしてザール、ルーヴァー地域であり、それよりも上流にある「オーバーモーゼル」が話題に出ることはあまりありません。モーゼルには長いワイン造りの歴史がありますが、これまでオーバーモーゼルから大きく注目されるような生産者が出てこなかったことが大きな理由だと考えられます。また、オーバーモーゼルは貝殻石灰岩土壌が主体なのに対してモーゼル中流、下流ではスレート土壌が主体です。モーゼルの代表品種リースリングとスレート土壌の組み合わせがモーゼルワインのイメージを形作っているという点においても、オーバーモーゼルは特殊な地域になります。さらにヨーナスの畑の土壌は「ドロマイト質石灰石」と呼ばれる希少な土壌で、一般的な石灰よりもマグネシウム含有量が多く、より硬いとされています。
そんなオーバーモーゼルで良いワインを造ろうと志したのがヨーナスでした。2018年がファーストビンテージのヨーナスは、ヨーロッパ最古の品種の一つであるエルプリングにフォーカスしたいと考えます。それは、エルプリングがオーバーモーゼルの古の記憶を宿す品種であるのと同時に、教会の都合や商業主義の台頭により、リースリングなどの「優れた品種」に植え替えられて排除されていった歴史を持つからです。
現在エルプリングが辛うじて残っているのが、モーゼルの上流地域です。エルプリング同様、全くと言っていいほど注目されてこなかったオーバーモーゼルで育ったヨーナスとしてはエルプリングを否定する選択肢は初めからなかったとも言えます。そして、彼のその強い想いはワインとして結晶化し、「エルプリング」と「オーバーモーゼル」という2つのキーワードは現代のワインラヴァーの耳に届くようになったと言えます。自分が住み、生業を支えてくれる土地に最大限の敬意を払いたいと考えるヨーナスは、化学農薬や除草剤の散布、培養酵母の使用といった人的介入を排除したワイン造りをします。ドロマイトとエルプリングから生み出されるワインは古代に想いを馳せたくなるような微細な輝きを放っており、一貫して自らを自然に明け渡すような潔さと、ヨーナスが持つ悩みと優しさが表れているように感じます。
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